【実例あり】フリーランスのメールアドレスにフリーメールはNG?
フリーランスとして独立しようとしている人や現在フリーランスでフリーメールを使っている人は、「フリーメールでも大丈夫なのか?」「独自ドメインを使ったほうが良いのか?」について迷うこともあるでしょう。
先に結論から申し上げると、ほとんどのケースではフリーメールでも問題はありません。
では、フリーメールで問題のあるケースとはどのような場合なのか、そもそもなぜフリーメールでも問題ないのかといった理由について詳しく解説していきます。
目次
フリーランスでフリーメールはNG?
会社員では仕事でフリーメールを使うことはほとんどないですが、フリーランスの方はどうされているのですか?フリーメールを使っているのでしょうか?
私はフリーメールを使っていますよ!一昔前までは、多くの業界で「フリーメールは信用できない」と言われていましたが、現代ではその考え方は薄まりつつあります。特にエンジニアやWebデザイナー、WebライターといったIT関係ではその傾向がより強いです。
仕事上のやり取りは、ChatworkやSlack、Microsoft Teams、LINEといったチャットツールを使うことが多く、メールでやり取りする機会は極端に少なくなってきています。結果として、メールアドレスはビジネスの初期コンタクトにしか利用されなくなり、重要視する企業も減ってきているのです。
フリーメールならなんでも良いのか?
フリーメールを使っても問題ないと解説しましたが、ドメイン(サービス提供者)には気を配りましょう。ドメインとは「◯◯◯@gmail.com」のgmailに該当する部分のことです。
ビジネスでおすすめなのはGmail。なぜなら、受信メールを自分で整理できたり保存容量が大きかったりと使い勝手が良く、世界的に知名度のあるGoogleのサービスなのでセキュリティ面での信頼性も段違いだからです。
反対におすすめしないのは、Yahoo!メールやマイナーなドメインのメールアドレス。メールで初期コンタクトを取ったときに、これらのメールアドレスだと迷惑フォルダに分類される可能性が非常に高いため、おすすめしません。
ちなみに、例えば屋号が「田中デザイン」であればメールアドレスは「tanaka_design@crewto」とするように、屋号とメールアドレスはできるだけ連動させることをおすすめします。
フリーメールを使用している実例
フリーメールでも問題ないと言われてもなかなか信じることは難しいでしょう。ここからは、フリーメールを使っている実例を2つ紹介します。
フリーランス歴10年以上のITエンジニア
独立したときに独自ドメインのメールアドレスを取得し使い始めましたが、Gmailのほうが利便性が高いため、独自ドメインのメールアドレスはすぐに使わなくなりました。Gmailを使っていて不都合が起こったことは一度もありません。
また、屋号とは無関係のGmailアドレスを利用し続けていますが、それでも特に問題はないです。
フリーランス歴5年のWebライターのケース
独自ドメインのメールアドレスを取得することなく、独立当初からGmailアドレスを利用しています。ですがGmailを使う機会はほとんどなく、普段はChatworkやSlackなどのチャットツールで連絡を取ることが多いです。独自ドメインのメールアドレスを使っていなくても、問題が起きたことは一度もありません。
フリーメールが向かないケースとは?
ここまで、フリーメールはほとんどの場合で問題ないと解説してきました。しかし、フリーメールを避けたほうが良いケースもあります。取引先がIT化が進んでいない古い業界やセキュリティに厳しい企業の場合です。
IT化が進んでいない業界は、フリーメールは信頼性に欠けると判断される可能性が高く、フリーメールを受信しないようにしている企業もあります。
セキュリティに厳しい企業では、フリーメールは問題があると判断され、独自ドメインのフリーランスとしかやり取りしない場合もあります。
IT化が進んでいない企業や個人情報など強固なセキュリティが必要になるような企業と取引するフリーランスは、独自ドメインを取得しておくことをおすすめします。
独自ドメインのメールアドレスを使うメリットとデメリット
独自ドメインを取得することのメリットとデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。
独自ドメインのメリット
独自ドメインのメリットは、取引先からの信頼感が高まることですね!特に個人情報などの機密情報を扱う業務であれば、セキュリティに気をつけているという安心感を取引先に感じてもらえます。
ただし、それ以外の場合は気にしない企業が多いのでたいていの場合、独自ドメインを取得するメリットはほとんどないと言えるでしょう。
独自ドメインのデメリット
一方、デメリットとしては、費用やドメインを取得する手間がかかることですね。無料で使えるメールもある中で、毎月コストが発生してしまうことはデメリットと言えます。
まとめ
今回はフリーランスのフリーメールについて解説しました。IT化が進んでいない業界やセキュリティに厳しい企業と取引しない人は、フリーメールでも問題ないでしょう。実例でも紹介しましたが、IT化が進んでいる業界では問題が起きることはほとんどありません。
ただ、独自ドメインを取得することで取引先に安心感を与えられる場合もあります。自身の状況に応じてフリーメールを使うのか、独自ドメインを取得するのかを使い分けると良いでしょう。