コラム

補助金は大変?補助金の実際の所はどうなの?を議論しました。

仕事仲間と雑談していると新しい発見や学びが得られることってよくありますよね。弊社でもいろんな経歴を持つメンバーがいるので、ふとした雑談が盛り上がって勉強になるってことも多いです。先日も「補助金」の話で盛り上がったたのでご紹介します。

市原市原

Crewtoのクライアントさんで補助金を活用している企業さんもいらっしゃるんですが、実際の所補助金ってどうなんでしょう。小規模持続化補助金でさえかなりめんどくさかったこともあって、あまりいい印象がないです。

片山片山

わたし実は補助金申請サポートの仕事していたことあるので少し詳しいんですが、確かにうまく活用できるとお得になる制度だと思います。
ですが、いろんな企業さんを担当する中でサクサク進むケースとそうじゃないケースがあるな〜と感じていました。

市原市原

同じ補助金を申請する場合でも、企業によって申請の進み具合に差が出るものなんですか?

片山片山

そうですね。もちろん申請方法や必要書類はどの企業も同じですが、その書類が揃うまでの期間が企業によってだいぶ違います。特に難航しがちな書類が「見積書」です。

何か新しいものを買ったり作ったりするために補助金を利用する場合、「これくらいの金額の〇〇(機械やシステム、建物など)を〇〇業者に発注します」ということを補助金の事務局に申告し、価格の妥当性が認められれば補助金を受けとれる仕組みです。
そのために業者が発行した見積書の提出が必要なんですが、機械の見積書であれば機械単価やその運搬費などが決まればすぐに発行できるので特に問題ないです。

難航しがちなケースは、機械ではなくシステム構築を発注する場合などです。

市原市原

システムやアプリなどの開発をする場合とかですか?

片山片山

そうですそうです!単純に「すでにあるもの」を買うのではなく、何かを「1からつくる」場合、打ち合わせを重ねて中身を詰めていきながら発注内容が決まり、その上で見積書が固まるので時間がかかりますよね。

市原市原

そうですね。しかも、実際に開発するなかで、要件が変わったり、機能を追加したりすることもよくあるので、その都度見積額が更新されていくのが一般的だと思います。

片山片山

やっぱりそうなんですね。最終的にどれくらいの費用がかかるかをあらかじめ確定させることって難しいですよね。

でも補助金は、事前に申請して認められた費用分しかもらえないので、申請後に見積額が上がったとしても補助金は増えないんですよ(汗)

市原市原

なるほど…。そう思うと、ウェブサイトやアプリ開発などのシステム系ってあまり補助金に向いていないかもですね。

片山片山

そうかもしれません。本来ならシステム開発の中身を詰めていくのに集中したいはずなのに、補助金を申請するとなると、その都合も踏まえながら発注先との話し合いを進めなきゃいけないので、意識がそちらにも取られるので大変そうです…

市原市原

なるほど…それは確かに大変ですね
自分たちもそうですが、発注先さんにもそういったご協力をお願いしたり、調整がめんどくさそうです。
ぼくらも補助金活用するケースの案件などで、補助金に振り回されている印象があります。

片山片山

ほかに補助金の特徴と言えることとしては、最近はエコな取り組みや海外進出する事業に対して補助率を高くしたり、「従業員の賃上げをする」条件を追加すると採択で有利になったりと、一般的な取り組みに「+α」した企業が優遇されやすいみたいです。

市原市原

そういう仕組みもあるんですね。
自分たちの状況や取り組もうとすることが補助金とマッチしていればいいのかもしれないですね。

片山片山

そうですね!
最近だと補助金申請をサポートするコンサル企業や、使える補助金を簡単に検索できるサービスなども沢山あるので、興味を持った時には相談しやすい環境が整っていると思います。

市原市原

情報ありがとうございました。
補助金の特性について知ることができて面白かったです。
ありがとうございました。

< Crewto® / 執筆:片山名月 >

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