フリーランスの法人化は意外と簡単!? Molasoft代表インタビュー(前編)
フリーランスとして働いている人のなかには、
「法人化に興味あるけど、なんかハードル高いな〜」
「経営や確定申告を自分でやっていける自信ないしな…」
と感じている人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、フリーのエンジニアからアプリ開発会社を設立された「合同会社Molasoft」代表の向江さんに、「フリーランスの法人化」をテーマにお話を伺いました。
向江さんが語ってくださったエピソードやアドバイスの数々は、「法人化に興味はあるけれどなかなか踏み出せない…」というフリーランスの背中をきっと押してくれることでしょう。
貴重なインタビューの模様を「前編」「後編」に渡ってお届けしていきます。
目次
合同会社Molasoftとは?
「合同会社Molasoft」さんは、モバイルアプリや Webシステムの開発を得意とされているシステム会社とお聞きしております!詳しい事業内容や実績について教えてください。
主にスマートフォンアプリの受注開発をしていますが、自社サービスとして音楽系アプリも配信しています。Flutterを使用した開発も得意としており、Web系企業から技術顧問の依頼を受けることもあります。
社員構成はどのような感じでしょうか?
業務委託やアルバイトの方も含めて13人いて、全員エンジニアです。事務スタッフはいないのでバックオフィス面は僕が担当している感じですね。
Molasoft結成までのストーリーとは?
好きなことを突き詰めた結果、必要に迫られて
合同会社の代表としてご活躍中の向江さんですが、これまでのご経歴を教えてください。
元々はまったく別業界の会社員をしながら、プライベートでは趣味で音楽イベントの企画運営をしていました。
嬉しいことにイベントが好評で全国各地で開催できるほどの規模になってきた時に、参加申込みの集計や告知などを手作業でやるのは無理だと感じ始め、プログラミングを独学で学んで管理システムを作ってみたんです。
そしたら「向江さんってシステムも作れるんですね!」となった人たちから開発系の依頼を受けるようになり、次第にプロジェクトの一員として案件に参加するようにもなって。
そうするうちに自分の実力がわかってきたので個人事業主として独立、そこから4年後に法人化しました。
すごいご経歴ですね!
たしかに特殊かもしれませんね(笑)
音楽やイベント企画など自分の好きなことを極めていくなかで、必要に迫られてプログラミングを学んだり合同会社つくったりした感じです。
法人化のきっかけは、売上拡大とメンバーへの思い
法人化を決意したタイミングやきっかけは何だったんでしょうか?
エンジニアとしての売上が拡大してきて、個人事業主としてやる規模ではないなと思ったタイミングで法人化を決めました。
あとは、当時アルバイトとして一緒に仕事してくれていたメンバーが数名いたので、法人化して正社員として働けたほうが安心するだろうなと思ったことも法人化した理由のひとつです。
法人化って大変じゃない?
事前準備はとくになし!?
法人化ってハードルが高いイメージがありますが、手続きなど大変だったんじゃないでしょうか?
合同会社を設立すること自体は案外簡単でしたよ。
手続きの仕方を自分で調べて、あとは「この日にやる!」と決めておいた日に法務局に届け出ました。
法人化するからといって、事前に会社の理念とか経営方針とかを綿密に考えたわけでもないですし、いろいろ考えるよりも先に事務手続きを済ませた感じです。
経営やチームビルディングも、学びながら実践
法人化したあとも経営やチームビルディングなど、代表としてのプレッシャーがあるのではないかと思いますが、いかがですか?
そこまで負担に感じたことはないですね。
たしかに、プロジェクトで何か問題が起こったときには会社の代表として対応するという責任感はありますが、会社のやりくりは自分で調べたり、先輩経営者に相談したりしながらやれています。
あ!でも、確定申告はさすがに自分でやると大変なので税理士さんにお願いしています(笑)
フリーランスとしてチームメンバーと関わっていた時と比べて、メンバーとのコミュニケーションで意識するようになったことはありますか?
代表として自分がどんなふうに立ち回ればいいかを考えるようになりました。
仕事に関することについてはしっかり指導しますが、仕事以外の場面では「人と人とのコミュニケーション」を心がけています。締めるところはしっかり締めて、それ以外はゆるくといった感じですね。
チームマネジメントについても事前に勉強していたわけではなく、本で勉強したり実際にやりながら身につけていったりという感じです。
法人化は綿密な計画が大変そう…と思っていましたが、会社の方針や理念はやりながら決めていってもいいんですね!
確定申告は税理士さんにお願いできるし、
経営は先輩社長に相談しながら頑張っていけばいいし、
チームマネジメントもやりながらできるようになっていくんだな〜と思うと、
私のなかで法人化のハードルがぐんと下がりました!
向江さんのお話を聞けて本当に良かったです!
趣味の音楽イベントを極めていった結果システム化しないと運営が回らなくなったので、プログラミングを独学。そこから開発系の依頼を受けるようなり、次第にフリーのエンジニアとして独立。個人事業主としてやっていく規模ではなくなってきたので法人化。
このような経歴は珍しいかもしれませんが、目の前のことを精一杯頑張っているなかで必要に迫られて、独学でプログラミングや経営に挑戦されてきた向江さんの姿から、私たちフリーランスが学べることは多いのではないでしょうか?
向江さん率いる「合同会社Molasoft」のご活躍の様子は、公式ホームページからぜひ覗いてみてください!
合同会社として本格的に始動され、現在は大手企業の仕事を受けるほどの実績があるMolasoftさんですが、チームで成果を出せる秘訣について教えてください!
*後編記事に続く…
【後編記事】
『人柄重視のゲーム採用!?自習できるカフェも運営!? 〜合同会社Molasoft代表・向江さん 独占インタビュー(後編)〜』
Crewto®は、個人でなくチームとしてのキャリアの可能性を考え、チーム単位で採用や業務の受注・発注ができるビジネスマッチングサービスです。
慣れ親しんだメンバーと「チーム」を組んで、求人や仕事に応募してみませんか?
仲間と働く、働く人のSNS「Crewto®(クルート)」