AI活用でインタビュー記事作成を効率化したい!〜弊社ライターの挑戦(前編)〜
生成系AI「ChatGPT」が注目されているいま、弊社でもAIツールを活用して業務を効率化できないか奮闘中です!
今回は、弊社メディアで掲載しているインタビュー記事の作成において、ライターのアニーさんがAIツールの活用に取り組んでみた様子を「前編」「後編」に渡ってお届けします。
前編記事では「インタビューの録音」「文字起こしデータの校正」、後編記事では「記事構成や原稿の作成」において、どのようなAIツールを使用し、その結果作業は効率化できたのかについて紹介していきます!
目次
インタビューの録音に使えるAIツールは?
リアルタイム文字起こしができる「Notta」
インタビューを録音するときはどんなAIツールを使いましたか?
録音は「Notta」というツールを使ってみました!
リアルタイムで文字起こしをしてくれて、インタビューが終わったら数分で文字起こしデータが出来上がっていたので、すぐにその後の作業に取り掛かることができました。
*「Notta」の公式サイトは、こちら。
文字起こしデータが出来上がったあとは、どんな作業をしましたか?
まずは、インタビューの参加者の名前を変更しました。
文字起こしデータでは「話者1」「話者2」という表示になっていたのでそれぞれの表示名を自分で指定しましたが、一括変更できるので一瞬で変更が完了しました!
「単語登録」機能が便利
その文字起こしデータの中に『ChatGPT』とありますが、最近出てきた言葉についても、正しく変換してくれるんですね!
実は、事前に『ChatGPT』という言葉を「Notta」に登録しておいたんです!
「Notta」には単語登録機能があって、インタビュー参加者の名前やよく出てくるだろう言葉を登録しておくと、その音声が出てきたときに登録した通りの表記で変換してくれます。
録音の文字起こしの精度は?
同音異義語の誤変換は多め・・・
「Notta」でリアルタイム文字起こしされたデータの精度はどうでしたか?
単語登録したワードはきちんと変換されていましたが、全体的に「誤変換」は多いなという印象でした・・・
例えば「一括で変換」と言った箇所が「一括で返還」となっているなど同音異義語の誤変換が多く、手直しが必要でした。
あとは、会話が被ってしまって文章が変になっているところも所々ありましたね。
録音環境を工夫することで精度アップ!
インタビューって相手の話が面白くて相槌やリアクションが自然と出てきちゃうので、つい会話が被ってしまいがちですよね。
そうなんですよ!
初めて「Notta」を使ったとき、自分の相槌が多くて文字起こしデータの修正にかなり時間がかかったので、それ以降は、「相手の話の途中では相槌はなるべくしない!」と決めて臨みました。
当日話が盛り上がってついついリアクションしちゃうこともありますが、意識することで修正の手間がだいぶ減りました!
そのほかにも、文字起こしの精度を上げるための工夫を「Notta」が提示してくれていました。
文字起こしデータの整え方は?
誤変換は手直し、ケバ取りは一旦スルー
文章がおかしい箇所や誤変換は、全部自分で修正していったんですか?
そうですね。
文字起こしデータを上から順に目を通していき、誤変換や変な文章になっているところがあれば、「再生」ボタンを押して実際の録音データを聴きながら修正していきました。
ですが、「えっと」や「まあ」などの言葉や、ですます調になっていない箇所などは手直ししませんでした。
というのも、ケバ取りなどは「Notion」という別なツールを使ってみたんです。
*「Notion」の公式サイトは、こちら。
「Notta」と「Notion」は最強タッグ!?
お!新しい仲間の登場ですね(笑)
「Notion」では、どのようなことができるのですか?
「Notion」では、文章の校正や要約、分量の調整などをAIに依頼することができます。
しかも「Notta」との相性が良くて、なんと「Notta」の文字起こしデータを「Notion」に転送できるんです!
「Notion」に転送したあとは、『文章を改善する』や『スペルと文法を修正する』という機能を使って、文章を整えてもらいました。ケバ取りもされていてとても便利でした!
でも時々、違う意味の文章に変換されてしまうこともありました(汗)
AIに正しく認識してもらいやすくするためにも、事前に誤変換やヘンテコな文章を手直ししておくことは大事だな〜と改めて感じました。
AIに本領を発揮してもらうためには、元データをある程度きれいにしておくことは確かに必要かもしれませんね。
文字起こしデータの校正が終わったあとは、記事化に向けてどんなことをしましたか?
ここでもAIが活躍してくれたんでしょうか!?
*後編に続く・・・
【後編記事】
「AI活用でインタビュー記事作成を効率化したい!〜弊社ライターの挑戦(後編)〜」
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